日本橋高島屋の屋上に、バラは咲く
MYROOMの倉石さんや、信州大学の武者先生、寺内先生のゼミ、しんきんの地域未来応援部の丸山さん、そしてオブザーバーに長野県建設部さんを迎えて取り組んでいる「ストックリノベーション研究会」。わたしは研究はしませんが、みなさんの研究を取りまとめるのがお役目。門前から門裏?に引っ越した自分に倉石さんが声をかけてくれたのはうれしかったです。まちで暮らしたり、働いたり、そういうのとは違う形でも、門前や東町に関われるのは、うれしいこと。
夏に初めて顔合わせをして半年。
およそ毎月会合をひらき、ああでもない、こうでもないと毎回15時から18時過ぎまで、3時間以上におよぶ会合のあとも話は尽きず、食べて、飲んで、話して。結果、まだまだ全然まとまらないけれど、集まる有識者のみなさんも、学生さんたちも、とても気持ちがいい人ばかりで、前向きで、意欲的で、とても楽しい。いつも忙しそうな倉石さんもとても楽しそう。うまい形でアウトプットしたいと思わせる会。とはいえ…アウトプットというにはまだまだですが、国交省の事業でもあるので、このご時世ではありますが東京まで成果報告会に行ってきました。
成果発表会は(倉石さんが)それなりにこなしたのち、報告会で一緒になった新雄太先生ともう少し話そうと、3人で向かったのは会場近くの日本橋高島屋の屋上。往路の道すがら、倉石さんが「高島屋の屋上にはバラ園があります」と言っていたので、ワクワクして館内へ。
屋上を目指すべく、まずはエレベーターガールに導かれてエレベーターへ。
そしてエレベーターガールに導かれて屋上へ。
さらに、エレベーターガールに案内されて庭園へ。
ありがとう、エレベーターガール!
ありがとう、エレベーター!(と言いたくなるすてきエレベーター)。
わが事務所の裏庭のバラはこの世の終わりとばかりに葉を落としきってじっと春を待っています。しかし、暖冬だからか、東京だからなのか、庭園のバラは寒々しいながらもとりどりの小さなつぼみをつけていて、職人さんが大きなビニール袋を携えて手入れをされていました。バラ園自体はそれほど大きいものではありませんでしたが、屋上庭園はどうやら都内最大級なのだそう。グランピング風なテントまでありました。
併設のカフェでひとしきり話して、研究会にまた新しい動きが生まれそうな気配を確かに感じながら、帰長。
そんなわけで、報告会は無事終了。でも月末には報告書を提出しなければ。各所から原稿は集まりつつある。残り1.5週間でわたしはなにができるのか。久々に少し積もった雪のせいなのか、締め切りのせいなのか、やや滅入った気持ちと、裏腹にようやく形になることを思った少しのわくわくを背負って、また明日を迎えます。がんばろう。(緒)