いいやま広小路の、名刺代わりのポストカード
年末は飯山の仕事が続いています。
ワレもこウさんに続いて納品したのは、「いいやま広小路」のポストカード。いいやま広小路とは、日本酒の田中屋酒造店さんや、洋菓子のパティスリーヒラノさんなどが立地する地域です。国の有形登録文化財である飯山復活教会を中心に、地域の人が住んでいて楽しい町、訪れてもらえる町を目指して地域づくりに力を入れています。
数年前から地域の皆さんによる熱い会議にちょこんと参加させていただき、勝手にみなさんの思いを一身に受けてきたような気持ちになってきました。一端はこちら。10月の水害で、この地域は浸水し、田中屋酒造店さんはじめ、多くのお店や住居が床上浸水の被害にあいました。まだまだ、完全復興とはならないかもしれませんが、今だからこそと、前々から話のあったポストカードの制作がはじまりました。
2種類。いずれも飯山復活教会の写真です。
寺の町として知られる飯山にたたずむ教会。信徒さんはみなさん静謐な空気をまとい、向き合うと自然と背筋が伸びます。手入れの行き届いた教会の庭は、みなさんの暮らしがそのまま反映されているような清潔さというか、心地よさがあります。
今回のお仕事は飯山市役所の鈴木さんというお兄さんとのやりとりでしたが、タイミングなどの関係で完成品がすぐにみられない…でも早く確認したい! ちょうど飯山にワレもこウさんの納品に出かける予定があったので市役所に寄ろうかなと思いつつ、行くのは土曜日。でも早くみたい! というわけで、鈴木さんにお願いして飯山駅構内にある信州いいやま観光局の窓口に見本を預けておいていただきました。(クライアントさんにこんなことをお願いしてすみません)
で、立ち寄った飯山駅。観光局の高野さんにこんな中継地点のように使ってしまってすみませんと言ったら、高野さん曰く「僕たちは、情報と、人と、物流のハブですから!本望です!」って。すてきだなあ。飯山の人は、みんなこんな感じで気持ちいい。だから飯山と、飯山の仕事が大好きです。(緒)
デザイン|滝澤優子 編集|山口美緒
写真|(イルミネーション)関スタジオ (夏)山口美緒