明日の友

 

三河屋洋傘専門店の北澤さんを取材させていただいた雑誌が発売になりました。

 

明日の友/2019年初夏240号(婦人の友社)

 

もちろん、その存在は知っていましたが、もう少し先の未来に読む雑誌かなと思っていました。取材のために送っていただいた見本誌を拝見していたら、とても丁寧なつくり。そして、ここのところ感じる漠然とした暮らしやからだへの不安を丁寧にときほぐしてくれるようなすてきな記事が最初から最後までぎっしり。

最近手にする雑誌の多くに「疲れる」という感覚を持っていたので、明日の友を手にして、こういう雑誌が読みたかったんだという安心感に満たされました。そんな雑誌で執筆できたことは、とてもうれしいこ。こちらの雑誌の「今から見る夢」という連載での執筆でした。

 

さて、掲載誌が届いた翌朝、北澤さんからお電話が。雑誌の話かな?と出ると、なんとお願いしていた日傘もできあがったとのこと。お盆前までにとおっしゃっていたのに!「超特急でつくってみたよ」と。うれしい。

 

そそくさとお店へ出かけると、開いて布の合わせを説明しながら「世界に1本の傘だね」と北澤さん。またまたうれしい。できあがった日傘を挟んで、店先でしばし、届いた雑誌のこと、それから町の集まりでの珍騒動、島巡りをしたときに訪れた島で次々と噴火がおきた話、先生時代には研修旅行で学生を守るためにスパイのような行動をしたことなどをお聞きする。次から次へと飛び出すおお話しは、へたな小説よりも断然面白い。時間はあっという間。

 

「いろいろやらせてもらって楽しい人生でした」。そう締めくくろうとする北澤さん。まだまだ、まだまだ、北澤さんの傘を待っている人がたくさんいますよ。

 

明日の友も、ぜひご覧ください。(緒)