南魚沼をみて、信越自然郷を思う③八海醸造


 
雪室つながりでもう1軒、見学させていただいたのは八海山で知られる八海醸造が運営する魚沼の里。すごい施設があるらしいとは聞いていましたが、驚きの場所でした。

そのなかで見学した雪室は、飯塚農園さんをさらに大きく、大きくしたものでした。写真に入りきりません。雪は1年で溶けきることはなく、毎年積み重ねられていくそうです。どう撮っても、その迫力が伝えられない感じです。力不足。雪室で貯蔵した日本酒はまろやかになるそうで、大きなタンクがドーンと並んでいます。ほかにも野菜やコーヒーも貯蔵し、雪室野菜、雪室コーヒーとして販売。冷気は施設内を循環し、売店の冷蔵品を販売する部屋などに送り込まれ、最終的にまた雪室に戻ってきます。
 
しかし…八海醸造の展開の上手さには驚くばかりです。かくいうわたしも千年こうじやの甘酒本も持っているし、ツルヤで売っている甘酒をたまに買うこともありますが…ここまでとは。発酵をキーワードにした商品展開がものすごかったです。
一方、ここまでくると、つくり手が見えなさすぎて「地酒」という言葉にはそぐわないようにも感じてしまいました。

しかし、それでも、もっとゆっくり見てみたかったです。