南魚沼をみて、信越自然郷を思う①
信越自然郷という、市町村の広域連携があります。長野県と新潟県に渡る9市町村(飯山市・飯綱町・木島平村・野沢温泉村・栄村・信濃町・中野市・山ノ内町・妙高市)がともに連携をはかっていこうというものです。
わたしが暮らすのは長野市。対象エリアには入っていませんが、飯山市のお仕事(小冊子『飯山旅々』、地域活動いいやま広小路)に携わらせていただいてることや、出版社時代の先輩がいらっしゃることもあって、この会議の「食の分科会」に、ぴょっこり参加させていただいています。
ちなみに小冊子、飯山旅々は不定期発行ではありますが、わたしたちのあふれる飯山愛をせきとめて詰め込んでいる冊子です。リンクよりデジタル版でご覧いただけます!
その会議の研修で、新潟は南魚沼へ行ってまいりました。
個人的に、こういう研修旅行が好きではありません。そこから一体、なにを得るのか。いや、得ることはあろうけれども、どう還元するのか。そういうことがみえない企画が多いから。
しかし、この分科会をはじめ自然郷のみなさんの意識の高いことったらないのと、今回の研修は、雑誌自由人の岩佐編集長らを中心に展開する「雪国A級グルメを知り、考え、導入を検討する」という意義がはっきりとしていたので迷わず参加。
岩佐さんには事前に講演にも来て頂いたりと、活動はもちろん承知のうえ、そのうえで信越自然郷でなにができるのかできないのかを模索する旅でした。
いやあ、行ってよかった。イベントや企画を立ち上げることはきっとそれなりに誰でもできるけれど、大切なのはどう運営し、どう育てるのか。そういうことを、改めて痛感してきました。それは自分自身が携わるNAGANO WINEも、NACも、GIもきっと、同じことが言えるのだなと。
信越自然郷の枠で考えると、今回の研修を経て、なにを感じ、どう判断し、どう行動するのかは、同じく参加したそれぞれの町に暮らすみなさん次第ではあると思いますが、何かお役に立てることがあればいいなと思う1日でした。せっかくなので、少しずつ南魚沼レポート、していこうかと思います。
写真は今成漬物店さん。80歳超えの職人さんが最近新調してくださった木桶に、汲み上げる井戸水が注ぐ様子。あまりにもなりわいが美しすぎて、あまりにも建物が素晴らしすぎて、あまりにも漬物がおいしすぎて、あまりにももてなしが上質すぎて…研修を(A級グルメの質問を)忘れてただただ堪能してしまったひとときでした…いや、だからこれがだめなんだってば!(自戒、緒)
いえ、それもふくめてちゃんとレポートしたいと思います。