障子は新しい方がいい


 
仕事が納まったのか納まっていなのかはさておき、28日は事務所の大掃除。入居当初、お家賃交渉をするために業者さんのお掃除はお断りし、自分たちでせっせと大掃除をしたものです。それが半年前の6月のこと。しかし、窓と建具はあまりに枚数があったので、見ない振りをしていたのでした。今年の大掃除はそこを重点的に。
 
すでに学校がおやすみの安斎家と坂田家の子どもたち3人も動員して総勢7名。とはいえ、子どもたちはきっと早々に飽きるだろうから1室を暖めて遊んでいればいい…くらいに思っていたら、すばらしい即戦力。
劇的な枚数の窓拭きを仕上げたあとは、3人揃って張り替える障子をゴシゴシとひたすらはがして磨いてくれました。ずっと無言。すばらしい集中力。
安斎家のA型の長女多笑さんが小麦粉を溶いてつくったノリをはけで塗り、A型の母、塚田さんが障子を貼っていきます。さすがの細やかさと連携。
そしてはめた障子と、陽を透かした部屋のなんと白く美しいことか。それを見たみんなの歓声も、童心に返ったような清々しさ。
新年がやってくる。そんな気持ちが一気に湧き上がりました。
 
 
1枚、また1枚と障子をはめていくとき、子どもたちが「障子はめたところとはめてないところ、窓からの寒さが全然違う!障子ってすごいね!」と。素晴らしい気づきを与えてくれた大掃除になったのなら、手伝わせてしまった後ろめたさが少し軽くなるというものです。玄関、寒かったろうにね。ありがとね。(緒)