お燗トーナメント
もう1週間も前のことになりますが、我が事務所で開催した「お燗トーナメント」の模様を。〝トーナメントとは〟好きなお酒を集めて飲み比べ、トーナメント形式で戦わせるという真剣な遊びの戦い。轟デザインの轟さんとともに企画しています。轟さんはトーナメントボード(立体)もつくってくれています。今回は折りたたみ式自立型にパワーアップ。すごい。
これまでに「金紋錦トーナメント」や「正宗トーナメント」などを開催してきましたが、今回のテーマはお燗酒。お燗といえば、北光正宗の銘柄で知られる角口酒造店の蔵元杜氏、村松さん。以前に、1℃ごとにお燗を飲み比べる遊びをご一緒させていただきました。そんなわけで、お燗といえば村松さん。もうすでに造りが忙しいだろうに参戦していただきました。贅沢。
集まったのは近所のお酒好き10人。かんすけのお燗番は若者にお願いして、2種類ずつ飲み比べ、多数決で勝敗を決めます。最初に開催した金紋錦トーナメントは16強からはじめたのですが、終わる頃には熟睡の人は出るし、記憶が曖昧な人続出という情けない結果に。それを教訓に8強を基本としていますが、今回はシード3つを含めて11強からはじめました。対戦相手は無作為に、抽選的に決めていきます。
多数決後、同数の場合は再審します。同数でなくても、あれはどうだ、これはどうだと喧々諤々。その末に寝返る人がいるのです!それもまた面白いけど、寝返られる側だととっても悔しい。
そして、酒好きが集まっているので、(どのトーナメントでも)「長く飲み続けられるのは」という点がもっとも重要なファクターになってきて、結果、酒好きが好きそうな長く飲めるお酒が選ばれていきます。これが女子大生が入ったりすると違ってくるようなのですが(轟さんが実践済み)。
今回の優勝は北光正宗。これは忖度なのか!?という議論をしばしして、ただの飲み会と相成りました。個人的には黒澤酒造のにごりのお燗が面白かったです(轟さんに寝返られて1回戦敗退。きー!)。さて、次は美山トーナメントかな。(緒)