赤福が好きだ
先週のなかば、近所に住む飲み仲間のガラス工芸作家、相馬佳織さんがやってきて、三重で開催される「五十鈴の森クラフトフェア」に行くといいます。会場は伊勢神宮の近くの五十鈴公園。「赤福本店が近くなんだよ!」という佳織さん。ああ、昔出張で行ったなあと、懐かしい記憶が呼び起こされました。
赤福本店で、できたて赤福を食べたのはもうかれこれ10年くらい前、出張のとき。今までの赤福はなんだったのかという衝撃。もちろん、これまで食べてきた赤福も間違いなくおいしかったのですが、できたてのあんこはみずみずしく、お餅はもっちりというより、空気か!?というふわり具合。本店、ここまでとは!!しかも早朝から!と佳織さんに力説。
そしたら佳織さん、買ってきてくださいました。10月29日、今日つくりたての赤福を。長野にいる限り、現地からの即日のお土産でない限り「今日」の製造年月日を見ることはない赤福。それを三重からの帰路、21時に届けてくれた佳織さん。女神!「21時」に一瞬日和りましたが、ひとつだけと決めてぱくり。しあわせ…。残りはまた明日と蓋を閉めかけて、いや、このふわりは今日しかないぞというささやきが聞こえて、もうひとつぱくり。菓子切りで切るときの、弾力と表現するにはいたいけすぎるこのやわらかさよ。背徳感も含めて至福。佳織さん、ありがとう。ありがとう、赤福。
明日の朝は一保堂茶舗のほうじ茶と赤福で朝ごはん。締切に向けて血糖値をあげていく。(緒)